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私の母は子宮脱で、10年前から病院に通ってペッサリー交換を続けてます。
最近母は歩けなくなってきて、私が仕事を休んで、一日がかりで病院に連れていってます。 でもこれがずっと続くと思うと憂鬱です・・・ |
こんな人、多いんです。
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おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。
上記のような人って、実際に多いんです。
手術を受ける決断を先延ばしにして、長年ペッサリーで対処してたけど、年を取って通院が難しくなってから手術を希望する。
でもこれって、なにひとついいことが無いんです。
ペッサリーはあくまでも、一時的な対処法です。
骨盤臓器脱は、自然に治ることはありません。
ごく軽症であれば、骨盤底筋体操で経過を見ることはできます。
でもある程度脱出する骨盤臓器脱であれば、手術で根本的に治すしかありません。
ペッサリーはあくまでも、一時的な対処法なんです。
骨盤臓器脱を治すには、手術しか方法がありません。
一時的にペッサリーを使うのはいいけれど・・・
手術を受けたいけど、「仕事」とか「家の事情」とかで、一時的にペッサリーを使う人も多いです。
それはまったく問題ないと思います。
でも手術を受ける決心がつかなくて、単なる決断の先延ばしで、ペッサリーを選択する人もいるんです。
わたくし、これははっきりと、「賢明な判断ではない」と言わせていただきます。
赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科