おはようございます。
辻仲病院柏の葉 骨盤臓器脱外科の赤木一成です。
今回はちょっと趣旨を変えて、診療圏のお話をいたします。
診療圏とは、「どのあたりから患者さんが受診してくるか」というエリアの話です。
骨盤臓器脱の患者さんで最も多いのは、やっぱり千葉県北西部エリアになります。
当院は千葉県柏市にありまして、千葉県の北西部に位置しています。
骨盤臓器脱の患者さんで最も多いのは、やっぱり千葉県北西部エリアになります。
柏市、流山市、野田市、松戸市、我孫子市、鎌ヶ谷市などですね。
当院では、年間400件の骨盤臓器脱手術(子宮脱・膀胱瘤・直腸脱・直腸瘤)を行っていますが、患者さんのうち7割~8割はこのエリアからの受診となります。
次に多いのが、茨城県南部エリア(守谷市、つくば市、取手市)です。
つくばエクスプレス沿線の方が多いですが、もっと遠い土浦とか水戸からの受診者もいます。
また、
千葉県の湾岸エリア(船橋市、習志野市、市川市)
埼玉県東部エリア(三郷市、春日部市)
東京都東部エリア(葛飾区、足立区、江戸川区)からも、ときどき受診患者さんがいらっしゃいます。
このあたりは、骨盤臓器脱診療を行っている医療機関がほとんど無いため、当院まで来院されるわけですね。
当院骨盤臓器脱外来の診療圏は非常に広いです。
当院骨盤臓器脱外来の診療圏は、半径15~20㎞程度となり、首都圏としては異常に広くなります。
(医療機関の診療圏は、一次診療圏(かかりつけ)で半径500m、二次診療圏(やや特殊な領域)で半径2㎞が標準とされる)
骨盤臓器脱診療を行っている病院が、いかに少ないかということですね。
とくに手術を年間200例以上手がけているような病院ともなると、首都圏でも5か所くらいしかないはずです。
子宮脱と直腸脱を合併するケースだと、北関東や東北からも来院されます。
さらに子宮脱と直腸脱を合併しているようなケースだと、対応している病院は全国的にもまれです。
このようなケースでは、首都圏のみならず、北関東や東北とかからも、患者さんが受診してきます。
赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科