名古屋人のセンス VS. 台湾人のセンス・・・
おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。
週末なので、「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書きます。
患者さんを特定できないよう配慮して、数週間前の日常を描写しています。
手術を8例行いました。
この週は、子宮脱膀胱瘤の手術を6例行いました。
また、↑子宮脱に痔核を合併した症例の手術を、1例行いました。
さらに、腰椎麻酔(下半身麻酔)で行える小手術を、1例行いました。
例によって、全員ほぼ予定通りの退院です。
最近ずっと祝日が無かったので、なんかくたびれてる気がします(笑)
このサイトで一貫して伝えていること
当サイトの記事は、現時点で290本くらいあります。
だから全部読むのは、まあ無理ですよね(笑)
でもこのサイトで一貫して伝えていることは、ぶっちゃけ↓これだけなんです。
骨盤臓器脱は自然に治ることはありません。
ペッサリーを一生続けるのも現実的ではありません。
適切な時期に、辻仲病院で手術して(笑)、快適な生活を取り戻しましょう。
ちょっと補足してみます・・・
骨盤臓器脱は自然に治ることはありません。
「骨盤底筋体操では良くならないんですか?」という質問、たまにいただきます。
軽度の骨盤臓器脱であれば、進行を阻止する効果はあるかもしれません。
でも進行した骨盤臓器脱には無効です。
そしてもう一つ。骨盤底筋体操って、要するに「筋トレ」です。
進行を阻止するには、ずっと体操を続ける必要があるんですけど、それをできる人ってどれだけいるんでしょうかね?
ペッサリーを一生続けるのは現実的ではありません。
ペッサリーを入れた方は、定期的な通院が必要です。
元気で通院できるうちはいいんです。
でも将来、歩けなくなったり施設に入ったりしたら、病院に通院するのが大変になってきます。
本人よりも、連れてくる家族がまいってしまうんですよね。
かといってペッサリーをずっと入れっぱなしだと、膣壁がただれて、悪臭や出血に悩まされることになります。
だからペッサリーは、「仕事の都合でいま手術を受けられない人が、つなぎとして一時的に使用するもの」という位置づけです。
(ただしペッサリー使うと癒着が起こるから、手術の難度が上がります)
「手術は嫌だからペッサリー」というのは、借金の先送りと同じです。
メリットはなにひとつないから、やめておいたほうがいいですよ。
適切な時期に手術を受けましょう。
骨盤臓器脱には、進行度に応じた↑ステージというものがあります。
初期のステージ(ステージ1の段階)では、手術適応にはなりません。
あまり脱出してないから手術が難しいし、そもそも手術する必要がありません。
将来もっと下がってくるようであれば、その時に手術を受ければいいんです。
いっぽうステージ4(完全出っぱなし)まで重症化したら、手術時の出血や臓器損傷のリスクが増え、術後の痛みも強くなります。
だから適切な時期に、手術を受けるのが賢明と言うことですね。
手術するなら、辻仲病院がいいですよ(笑)
当院の骨盤臓器脱外科にはいろんな強みがあります。たとえば・・・
- 全国屈指の手術件数(↑上記は骨盤臓器脱治療実績の全国ランキングです)
- 状況に応じて4種類の術式から最適な術式を提供できる(メッシュ無し子宮温存手術、メッシュ手術、マンチェスター手術、腹腔鏡下仙骨膣固定術)
- 直腸脱や痔核を合併してても同時に治せる(複数の病院で二回に分けて手術なんて大変ですよね)
- 病状に応じて、外科・泌尿器科・婦人科の3科が連携して対応。
これらの条件を満たしている医療機関って、全国にもほとんど無いんじゃないかと思ってます。
最後の方は宣伝になってしまいましたね。失礼しました・・・
赤木一成
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科