おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。
週末は「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書いています。
これはリアルタイムの記録ではなく、ちょっと前の「一週間のできごと」の記録です。
子宮脱や膀胱瘤の手術を5例行いました。
子宮脱+膀胱瘤の手術を5例行いました。
いつも通り問題なく経過し、みなさんほぼ予定通りに退院されました。
ここのスペースは、いつも同じ事ばっかり書いてます(笑)
まあぜんぶ事実なので、仕方ないですね。
直腸脱手術を1例行いました。
デロルメ法は、肛門側から行う手術(経肛門手術)です。
もう一つ、↑直腸固定術という手術もあります。
これはおなか側から行うので、「経腹手術」といいます。
基本的な使い分けは、「それほど大きく脱出しない直腸脱は経肛門手術。大きく脱出する直腸脱は経腹手術が必要」という感じです。
(いっぽう子宮脱は、どれだけ大きくても、経腟手術で治せています)
ただし経腹手術は、手術の侵襲(ダメージ)が大きいんです。
だから、全身状態のわるい80代とかの高齢者で、大きい直腸脱の場合には、治療法選択に悩みます。
(この状況、けっこうよくあるんです)
今日の患者さんは80代の高齢者でしたけど、それほど重度の脱出ではなかったので、デロルメ法が最善と判断しました。
術後経過はとくに問題なく、予定通りの退院です。
10月の骨盤臓器脱手術予約状況・・・
↑これは、わたくしの10月の骨盤臓器脱手術予約状況です。
予約が入ったところにシールを貼ってます(雑ですね・・・)
月・木・金は1件。火曜は3件やってます。
水曜は「緊急枠」兼「消化器外科との共有枠」です。
今はまだ空いてますが、なんだかんだでこの枠も、ほぼ埋まってしまいます。
こんな感じで、骨盤臓器脱手術を受けた患者さんは、いつも6階病院に5~7人くらい入院しています。
手術を考えている方、あなたは一人ではありませんよ・・・
赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科