今週の骨盤臓器脱手術は6例でした。10月の手術予約状況・・・

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。

 

週末は「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書いています。

これはリアルタイムの記録ではなく、ちょっと前の「一週間のできごと」の記録です。

 

子宮脱や膀胱瘤の手術を5例行いました。

子宮脱+膀胱瘤の手術を5例行いました。

いつも通り問題なく経過し、みなさんほぼ予定通りに退院されました。

 

ここのスペースは、いつも同じ事ばっかり書いてます(笑)

まあぜんぶ事実なので、仕方ないですね。

 

直腸脱手術を1例行いました。

直腸脱に対し、↑デロルメ法を1例行いました。

デロルメ法は、肛門側から行う手術(経肛門手術)です。

 

もう一つ、↑直腸固定術という手術もあります。

これはおなか側から行うので、「経腹手術」といいます。

 

基本的な使い分けは、「それほど大きく脱出しない直腸脱は経肛門手術。大きく脱出する直腸脱は経腹手術が必要」という感じです。

(いっぽう子宮脱は、どれだけ大きくても、経腟手術で治せています)

 

ただし経腹手術は、手術の侵襲(ダメージ)が大きいんです。

だから、全身状態のわるい80代とかの高齢者で、大きい直腸脱の場合には、治療法選択に悩みます。

(この状況、けっこうよくあるんです)

 

今日の患者さんは80代の高齢者でしたけど、それほど重度の脱出ではなかったので、デロルメ法が最善と判断しました。

 

術後経過はとくに問題なく、予定通りの退院です。

 

10月の骨盤臓器脱手術予約状況・・・

 

↑これは、わたくしの10月の骨盤臓器脱手術予約状況です。

予約が入ったところにシールを貼ってます(雑ですね・・・)

 

月・木・金は1件。火曜は3件やってます。

 

水曜は「緊急枠」兼「消化器外科との共有枠」です。

今はまだ空いてますが、なんだかんだでこの枠も、ほぼ埋まってしまいます。

 

こんな感じで、骨盤臓器脱手術を受けた患者さんは、いつも6階病院に5~7人くらい入院しています。

手術を考えている方、あなたは一人ではありませんよ・・・

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科