おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成と申します。
2010年に骨盤臓器脱診療の本格的な診療を開始し、10年が経過しました。
おかげさまで、わたくしの骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤)手術経験数は、2020年9月に1400例に到達しました。
(すべて術者としての経験数です)
直腸脱の手術と合わせると、おそらく1700例を超えていると思います。
骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤)の手術:1350例から1400例の間で起こったこと。
直近50例(1350例~1400例)の、骨盤臓器脱手術症例の手術記録・入院サマリーを見返してみました。
重大トラブル(輸血を要する大量出血、再手術を要するような重度臓器損傷、その他生命にかかわる合併症など)はありませんでした。
全員が大きな問題なく、ほぼ予定通りに退院できていました。
しばらく排尿排便が落ち着かないとか、安静を長目に保ちたいとかで、退院が1~2日延長したのは「ほぼ予定通り」に含めています。
もちろん、すべての手術を簡単に終えることができたわけじゃないですよ。
癒着のために難度が高かったケースが度々ありましたが、これもすべて無事に完了し、大きなトラブル無く経過しました。
平穏で単調な日々です。いいことなんですけどね(笑)
最近はすっかり生活パターンができあがってしまって、判で押したような日々が過ぎていきます。
月曜から金曜まで、決まった手術が行われ、術後もほぼ予定通りに経過していきます。
まあ、「毎日強い緊張を強いられる」とか、「術後にしょっちゅうトラブルが起こって多忙」とかだと長続きしませんからね。
社会貢献の総量を最大化するには、長く続けていくのが必須だから、ストレスが少ないことは大事です。
医者という商売をやっていて、何も起こらない平穏な日々というのは、ありがたいと思わなくちゃいけません。
赤木一成:辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科