冬はイチゴ系の食べ比べ (ﾟДﾟ)ｳﾏｰ
おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。
週末なので、「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書きます。
患者さんを特定できないよう配慮して、数週間前の日常を描写しています。
手術を7例行いました。
この週は、子宮脱＋膀胱瘤の手術を7例行いました。
皆さん順調で、予定通りの退院です。
とまあ、いつも通りの一週間ではあったんですけど・・・
このうち一例の手術で、医師人生初（？）の経験をしました。
医師人生初（？）の経験。
↑こちらは、ワタクシの手術を受ける予定の、Aさんです。
農家をされているとのことでした。
↑子宮脱の手術を予定しています。
さてさて手術当日。
手術室に入って、全身麻酔をかけたら・・・
あらあら、↑直腸脱も出てきました。
これって、たまにあるパターンなんです。
直腸脱って、外来診察時には引っ込んでることが多くって、患者さんが言わないと気づかないことがあるんです（特にお年寄りの方）
麻酔をかけたら、筋肉が緩んで、かくれていた直腸脱が出てくるというわけですね。
この場合、子宮脱手術だけ行ってしまうと、あとで直腸脱がさらに大きく出てきてしまいます。
だから、直腸脱も同時に手術した方がいいですよね。
ということで、予定術式を変更することにしました。
このような場合には、説明して同意を得る必要があります。
ただ現在Aさんは、↑全身麻酔で寝てるので・・・
こんなときは家族に説明することになります。
自宅で待機してもらってるご主人に、電話することにしました。
ところが・・・
なかなか電話がつながりません。
何回もかけ直したところ、やっとつながって、なぜか子供が電話に出ました。
当院スタッフ「あっ、そちら〇〇さん（Ａさんのご主人）のお電話ですか？」
電話に出た子供さん「じいちゃんは畑に出てる」
・・・・・
ご主人、妻の手術があるのを忘れて（？）、電話を置いて畑仕事に出かけてしまったようです・・・
お孫さんが、畑までご主人を呼びに行ってくれました。
しばらく待たされたけど・・・
やっとご主人に連絡ついて、説明してOKもらって、直腸脱手術も同時に行った次第です(笑)
手術のとき家族はどうしたらいい？
ということで・・・
当院では、もし手術中に連絡事項がある場合には、家族に電話するようにしています。
（コロナ対策のため、家族の病院待機は、原則お断りしています）
手術を行っている間は、畑とか行かずに(笑)、連絡取れるようにしておいてくださいね。
赤木一成
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科
