おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。
週末は例によって、「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書きます。
これはリアルタイムの記録ではなく、ちょっと前の「一週間のできごと」の記録です。
患者さんを特定できないよう配慮しています。
子宮脱や膀胱瘤の手術を5例行いました。
子宮脱や膀胱瘤の手術を、5例行いました。
例によって、すべてトラブルなく、安全に終わりました。
手術を受けた患者さんは、回診の時にベッドにいないことがあります。
トイレに行ってたり、おしゃべりしてたりします(笑)
全員が問題なく経過し、予定通りに退院していきました。
90代の方の直腸脱手術を行いました。
90代の方の直腸脱手術を行いました。
超高齢で心不全があって、手術リスクが高いです。
それでも手術を受けたいと強く希望されたので、手術を請け負いました。
このようなケースでは、短時間でおわる低侵襲(低ダメージ)の手術しか行えません。
腹腔鏡下直腸固定術だと、リスクが高くなります。
ガスでおなかを膨らませて、頭を低くして手術するから、心臓や肺が圧迫されて負担がかかるんです。
よってこの方には、負担の軽いデロルメ法を行いました。
高齢者の直腸脱手術って、術後管理がシビアになりがちです。
この方は、相当やせてて、栄養が足りていません。
手術した場所は問題なく経過したんですけど、元気が無くてご飯を食べてくれません。
何でもいいから食べてもらいたいので、好きなプリンとかを家族に買ってきてもらって、食べさせます。
また栄養科の協力を得て、栄養の多い食事をいろいろ工夫します。
またこのまま寝たきりになられても困るので、理学療法士さんにも介入してもらって、リハビリもやります。
あれこれやっているうちに、元気が出てきて、お粥をたべることができるようになりました。
最後は歩いて退院していきました。
ホッとしました(笑)
赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科