おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成と申します。
2010年に骨盤臓器脱診療に本腰を入れて以来、10年が経過しました。
ほとんど毎日、子宮脱や膀胱瘤や直腸脱の手術に明け暮れる日々です。
周囲の医療機関様からも、患者さんをたくさんご紹介いただき、ありがたい限りです。
おかげさまで、子宮脱膀胱瘤手術の術者としての手術経験数は、2020年7月に1350例に到達しました。
直腸脱の手術経験数は、(最近数えてませんが)、通算で300例は超えてると思います。
子宮脱膀胱瘤の手術・1300例から1350例の間で起こったこと。
ちょうど1350例で区切りがいいので、直近50例(1300例~1350例)の間に起こったことを記してみたいと思います。
とは言っても、この期間内に、特に変わったことはありませんでした。
難しい症例はいくつかありましたが、どれも問題なくやり遂げて、みなさんほとんど予定通りに退院していきました。
大きな合併症も起こらず、淡々とした日々でありました。
子宮脱膀胱瘤の手術手技についても、特に大きな変更点はありませんでした。
過去10年にわたって手術手技は進化してきましたが、今はひとつのプラトーに到達しているのだと思われます。
またいずれ、何らかのきっかけで、ブレイクスルーを迎える時が来るのでしょう。
それまでは、ひたすら考え抜く日々を繰り返しつつ、現時点で最善の手術を提供していこうと思います。
ストレスフリーで、子宮脱膀胱瘤の手術に専念できています。
子宮脱の手術において、術者として手術を行うのは私なんですけれども、それには多くの人がかかわっています。
われわれを信頼して手術を任せてくださった患者さん。主役はあくまでも患者さんです。
十分なトレーニングを積み、医療の現場をスムーズに運営してくれるスタッフたち。
絶大な信頼感で、安全に麻酔をかけてくれる麻酔科の先生方。
糖尿病や循環器の管理、婦人科泌尿器科疾患の対応など、いろいろお世話になっている他科の先生方。
いっさい口出しせずに、信頼して現場を任せてくれている、院長理事長をはじめとした経営陣の方々。
おかげさまで、ストレスフリーで手術・診療に専念できています。ほんとうにありがたいことです。
作成:赤木一成(辻仲病院柏の葉 医師)