わたし、子宮脱で悩んでるんです。
でもまわりの人からは、全然この病気のことを聞かないの。 これってまれな病気なの? 悩んでるのは私だけ? |
こんな疑問に答えます。
おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。
毎週木曜金曜の骨盤臓器脱外来で、数多くの患者さんを診察していますが、このとき患者さんがよく言う言葉。
「周囲に誰も骨盤臓器脱の人がいないから、どこに行けばいいかわからなかった」
「悩んでるのは私だけなの?」
・・・骨盤臓器脱って、実はよくある病気なんです。
でも他人に言わないから、知られてないだけなんですよね。
ほんとは人知れず悩んでいる方が、全国にたくさんいるんです。
骨盤臓器脱で悩んでいる方は、全国で数百万人いると推測されます。
アメリカでは、女性の11%が生涯で一度は骨盤臓器脱や尿失禁の手術を受けるという報告があります。
北欧では、50歳以上の女性のうち3割が骨盤臓器脱を有しているという報告があります。
だからわが国でも、骨盤臓器脱を有している人は、全国で数百万人はいると推測されています。
このうち「手術を受けて完治する」という恩恵を受けている方は一部です。
わが国で年間に行われている骨盤臓器脱手術(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤など)の件数は、全国合わせても数万件くらいでしょうか。
(正確な数字はわからないので推測ですが)
全国に数百万人の骨盤臓器脱患者がいるとすると、手術を受けて骨盤臓器脱が完治して、現代医療の恩恵を受けることができる人は、ほんの一部だということになります。
われわれが情報発信を行っている理由であります。
「自分の病気が子宮脱だって知らなかった」
「誰にも相談できずに一人でずっと悩んでた」
「どこの病院に行けばいいかわからなかった」
このような方に対し、このサイトが少しでもお役に立てればいいなと思います。
赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科