とある一日の風景:骨盤臓器脱の手術を一日中やってる火曜日

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成と申します。

2010年から骨盤臓器脱診療に本腰を入れて以来、10年が経過しました。

ほとんど毎日のように、子宮脱や膀胱瘤直腸脱の手術に明け暮れています。

 

午前中やってること:イメージトレーニング→回診→手術①→手術②→手術記録①②

 

イメージトレーニング

火曜の朝です。

朝は7時半頃から、病院で朝食を食べながら、子宮脱手術のイメトレを行います。

イメトレは8パターンあるので、これを全て行います。(参照:とある一日の風景:子宮脱手術と内視鏡検査を行う月曜日

これは手術のある日には欠かさない日課です。

 

回診

8時半になったら、患者さんの朝食が終わるので、病棟に行って朝回診と指示出しを行います。

30分で終わらせないといけないので、いつもバタバタ小走りで回診してます。

 

手術①→手術②

9時から手術室に入ります。

手術は1時間~1時間20分で完了します。

「手術の時間+麻酔かける時間+色々な準備時間」を合わせると、トータルでだいたい2時間くらいです。

1例目と2例目の手術は立て続けに行うので、入れ替え時間も含めると、2例目の手術が終わるのは13時半ごろになります。

直腸脱の手術を同時にやったりしない限り、大きく伸びることはほとんどありません。

これで午前の業務は終了です。

 

手術記録①②

時間に余裕があれば、このとき手術記録を書きます。

 

午後やってること:翌日の手術説明→朝の手術反省①②→手術③→手術記録③→手術反省③&その他雑用

 

午後の手術開始が14時~14時半頃になるので、その合間の時間を使って、翌日の手術患者さんの説明・朝の二人の手術の反省会・昼食などを行います。

 

翌日の手術説明

明日とか明後日に手術を受ける患者さんに対し、手術説明を行います。

ぜんぶ含めて20分くらいです。

 

朝の手術反省①②

あわただしく昼食を取りながら、午前にやった二例の子宮脱手術の反省会を行います。

時間がない時は、夕方になることも多々あります。

 

手術③

これらが全部終わったら、3例目の手術が始まります。

これもだいたい2時間で完了するので、3例全部やっても17時までには終わります。

 

手術記録③

3例目の手術記録です。

 

手術反省③&その他雑用

3例目の手術反省会を行って、書類を処理したりしてると、だいたい18時くらいになります。

やることがたくさんあって、ひとつでもコケると大変なことになりますが、幸いそんな事態に陥ることは希です。

火曜日はへとへとになります。お疲れさまでした。

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科