骨盤臓器脱手術の翌朝:安全に過ごすために「生活注意事項」を説明します。

 

わたし、膀胱瘤の手術を受ける予定です。

運動とか、仕事とか、自転車とか、聞きたいことがいっぱいあるんです。

これっていつ説明してくれるんですか?

こんな疑問に答えます。

 

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。

 

今回は、骨盤臓器脱手術を受けた方に対する、「術後の生活注意事項」についてお話いたします。

 

骨盤臓器脱術後の「生活注意事項」は、手術翌朝に説明しています。

↑これは、骨盤臓器脱手術を受けた方に差し上げている、生活注意事項の用紙です。

手術の翌朝に診察を行って、そのときにこの紙を渡して説明を行います。

 

記載項目は多岐にわたります。

安静・便通・排尿・シャワーお風呂・入院中の診察および退院時期・おりものや出血・痛みや違和感・公共浴場やプール・仕事復帰・旅行・性生活・尿漏れについて・・・

 

この用紙、すこしずつバージョンアップして、現状に落ち着いています。

最初はもっと詳しく書いてたんですけど、これだと用紙が4枚にも5枚にもなってしまって、あんまり読んでもらえません。

かといってシンプルすぎても、情報が不足するんです。

 

10年にわたって試行錯誤した結果、今では2枚に落ち着いています。

「ひととおり読んでもらえて、しかも聞きたいことを網羅している」書類になったかなーと自負しています。

 

手術前には、他にたくさん説明すべきことがあるんです・・・

 

「術後の生活注意事項って、手術前に説明できないの?」 と思う方もいるかもしれませんね。

 

でも手術前は手術前で、やることがたくさんあるんです。

 

医師からは手術説明があるし、病棟係員からは入院生活の説明があるし、看護師からは既往歴や内服薬の聞き取りとかがあるんです。

この状況で「術後の生活注意事項」まで説明するのは、現実的ではないんですよね。

 

どうしても聞いておきたいことがあれば、医師かスタッフに質問してくださいね。

 

ということで、「術後の生活注意事項」でどうしても聞いておきたいことがあれば、あらかじめ医師やスタッフに質問してくださいね。

 

かならず回答いたしますから。

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科