今週手がけた骨盤臓器脱手術は7例。手術は毎日でも苦にならないです。

↑辻仲病院個室のベッドです・・・

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。

 

週末は例によって、「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書きます。

 

これはリアルタイムの記録ではなく、ちょっと前の「一週間のできごと」の記録です。

 

子宮脱や膀胱瘤の手術を7例行いました。

今週は月~金まで、骨盤臓器脱手術をやっていました。

すべて子宮脱や膀胱瘤の手術で、合計7例行いました。

月水木金に1例ずつ、そして火曜に3例です。

 

例によって、すべてトラブルなく、安全に終わりました。

全員がほぼ予定通りに退院していきました。

便秘とか、痛みとか、そんな「入院期間に影響しないトラブル」はあるんですけどね。

 

術後は4日目に、おしっこの管(バルーンカテーテルと言います)を抜きます。

その後排尿に問題なければ、退院OKとなります。

 

おしっこの管を抜いたら、その翌日に退院される方が大半ですね。

 

「しばらくゆっくりしたい」という方は、(ベッドが空いていれば)退院を延長するのもOKです。

気が早い人では、朝バルーンカテーテルを抜いて、午後には退院してしまうケースもあります(笑)

 

手術は毎日やっても苦になりません・・・

 

今週は、毎日毎日手術室にこもる一週間でした。

 

もちろん手術のときには、緊張感をもってのぞむけど、手術自体は苦になりません。

 

外来で多くの患者さんと延々と会話するより、手術室で黙々と手先を使っている方が、なんとなく心楽しく感じます。

一応それなりに、適性があるのかもしれませんね(笑)

 

 

もし月~金まで毎日毎日、午前午後と外来診察をやらされたら、心がどよーんと灰色になっていくんじゃないかと思います。

 

そもそも外来診察が好きな医者は、最初から内科を選ぶんでしょうけどね。

 

 

 

当院には、消化器外科とか婦人科にも、「手術が天職だ~!」みたいな先生がいます。

わたくし、そんな先生たちをrespectしています。

自分や身内が手術を受けるなら、やっぱりこんな先生にお願いしたいです。

 

こんな先生って、自分なりの美学を持って取り組むから、手術のクオリティも高くなると思うんですよね。

いっぽう身過ぎ世過ぎで手術やってるような医者だと、細かいところをおざなりにされそうな気がします(失礼)

 

ほら、「神は細部に宿る」って言うじゃありませんか。

誰にも言われてないのに、細部にこだわるって、好きじゃないとできないと思うんです。

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科