とある一日の風景:骨盤臓器脱手術と外来診察を行う金曜日

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成と申します。

ほとんど毎日のように、子宮脱や膀胱瘤直腸脱の手術に明け暮れています。

 

木曜と金曜のスケジュールは同じです。

午前が手術、午後が外来診察になります。

ここでは一週間の最後として、金曜日の勤務について説明してみようと思います。

 

午前中やってること:イメージトレーニング→回診→手術→手術記録→反省会 月曜とまったく同じです・・・

 

これは月曜と変わるところは無いので、詳細は割愛しようと思います。

7時半から院内の一室でイメトレして・・・

8時半から駆け足で病棟回診して・・・

9時から骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤など)の手術を行って・・・

11時頃から手術記録を書いて、手術反省会をして・・・

月曜と全く同じです。

 

「判で押したような生活」とは、まさにこのことなんでしょうね。

でも「技術の深化」を得るには、同じことを「考えながらひたすら繰り返す」のがカギだと思っています。

野球の素振りとか、語学の習得とかもそうなんじゃないでしょうか。

 

午後にやってること:外来診察

午後は13時から外来診察があります。

骨盤臓器脱外来を受診する方は、エスカレーターで2階にのぼり、2階の外来診察セクションに到着します。

 

骨盤臓器脱外来の女性待合室に入って、ここで呼ばれるまでお待ちいただきます。

 

呼ばれたら診察室に入っていただきます。

診察は鍵のかかる完全個室で行います。

診察室には、私と、女性スタッフ一人(必要に応じて二人)だけで行います。

他の人がはいってくることはありません。

 

外来診察の時間は、13時から始まって、16時半頃に終わることが多いです。

この間に、だいたい25人くらいを診察します。

 

患者さんの7割くらいが、私の子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤・直腸脱などの手術を受けた、術後経過観察の患者さんです。

このへんはほとんど何も起こらず、診察を受けてスムーズに帰っていきます。

 

残りの3割が、新患とか、術前検査の説明とか、その他急患(めったにない)とかの対応になります。

入院予約が数多く出るとか、追加の検査を行うとか、時間のかかる患者さんが多いような日には、16時半をオーバーすることもまれにあります。

 

一週間が終わりました。お疲れさまでした。

土曜も一応、病棟回診とかやるんですけどね・・・

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科