骨盤臓器脱手術経験数が2400例に到達。再発症例の手術。タコの近影。

最近はやってるらしい「経県値」。194点でした・・・

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。

 

2400例に到達

わたくしごとで恐縮ですが・・・

骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤)の手術経験数が、2400例に到達しました。(直腸脱は約450例)

 

すべて術者としての執刀数です。

たぶん全国屈指ではないかと。

 

次の大きい区切りは2500例ですね。

今年の秋頃に到達できそうです。

 

私自身はこの天職を、社会から必要とされ体が動く限り、やり続けていきたいと思っています。

これからも考え抜き工夫を重ね、「究極」を追求していく所存です。

 

あとは後進の育成ですね。

さいわい当院には、このフィールドに興味ある若手が何人もいるので、マンツーマンで仕込んでいるところです。

 

再発症例の手術

最近たて続けに3例、再発症例の手術を経験しました。

 

 

1例目は、過去に他院で行われた、↑マンチェスター手術後の再発です。

膀胱瘤が再発していたので、ここの修復を行いました。

 

マンチェスター手術は、異物(メッシュ)を使わない手術なので、再手術はそれほど難しくありません。

いつも通りの手順で、問題なく完遂しました。

 

 

 

2例目と3例目は、過去に他院で行われた、TVM手術(経腟メッシュ手術)後の再発です。

 

TVM手術後の↑再発原因って・・・

①靭帯に通したアームが抜けて、子宮が下がってくる。

②メッシュの固定が外れて、メッシュがヒモ状ダンゴ状に収縮し、隙間から膀胱が出てくる。

このいずれかです。

 

TVM後の再発手術は、だいたい高難度です。

メッシュが強く癒着していて、剥離(はがすこと)に苦戦するんですよね。

だからこのような場合、バックアッププランを駆使しまくる「応用編手術」となります。

 

今回の2例も、それなりに難しかったんですけど・・・

安全に完遂し、きっちり修復できました。

 

 

ワタクシこれまで、このような再発例修復手術を、多数手がけてきてます(たぶん100例ちかく経験してます)

 

自分が手術した術後再発の手術は年1例くらいで・・・

あとはすべて、よそで受けた骨盤臓器脱手術後の再発症例が、紹介されてくるケースです。

 

いまのところ全員治せてるので、よかったら受診してみてください。

 

タコの近影

 

これは過去にも投稿したことがありますが・・・

私の指タコ、最近の写真です。

 

手術と内視鏡を延々とやり続けた結果、いつの間にか指にタコができました。

 

このタコ、術者によって、できる場所が異なります。

鉗子を持ったり結紮したり、それぞれクセがあるんでしょうね。

 

冬場になると・・・このタコ、割れて痛くなります。

アロンアルファでくっつけて手術にのぞみます。

いまは夏場なので平気です(笑)

 

現役でこの仕事をやり続ける限り、このタコはここにあり続けます。

 

 

赤木一成

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科