茨城の知る人ぞ知るディープスポットに行ってみた・・・
おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。
今回は、「骨盤臓器脱と痔核の同時手術」について、お話させていただきます。
現在ワタクシ、女性骨盤底外科領域(骨盤臓器脱と直腸脱)の手術に明け暮れておりますが・・・
かつては直腸肛門外科手術に没頭しており、痔核の手術も3000件くらい手がけてきています(証拠)
よろしければ、ご相談ください。
痔核の同時切除は、可能なケースと不可能なケースがあります。
「痔も一緒にとってくれませんか?」
骨盤臓器脱手術の説明のときに、こうおっしゃる方、時々いらっしゃいます。
同時切除が可能なケース
はい、お任せください(笑)
↑「それほど大きくない痔核を一か所切除」とかであれば、骨盤臓器脱との同時手術は可能です。
ただしこの場合、入院期間を長めに設定したほうが安全ですよ。
お住まいの地域とか、年齢とか、その辺も考慮して決めますけどね。
そして言うまでもないことだけど・・・
傷がふえる分、痛みもプラスされます(笑)
同時切除はやめといたほうがいいケース
↑「重度の大きい痔核」とか「痔核の数が多い(二か所とか三か所とか)」みたいな場合には、同時手術はおすすめしません。
このようなタイプの痔核手術は、痛みや便通管理がシビアになりがちなんですけど・・・
骨盤臓器脱手術と同時にやってしまうと、その辺が限界突破するおそれがあるからです。
(ただでさえ骨盤臓器脱の術後は便秘になりがちですからね)
と、いうことで。
痔核手術を同時にできるかどうか、ワタクシの判断に任せていただけると幸いです。
ご相談ください。
無断で痔核を手術することはありません。
「骨盤臓器脱手術の時に痔核があったら、気を利かせてついでに取ったりしないの?」
こう思う方も、いらっしゃるかもしれませんね。
いえいえ、それはないですよ。
無断で契約してない事をすることはありません。
仮にワタクシが、親切心から、無断で痔核を取ってしまって・・・
あとで↓「そんなこと頼んだ覚えはない」と言われたら、困るじゃないですか。
と、いうことで。
- それほど重症でない痔核で
- 患者さんが痔核同時切除を希望しており
- カルテや同意書にその旨記載されている
これらの条件を満たしたケースのみ、痔核の同時切除を行ってます。
空耳アワーの、あの名作。
以下、余談です。
このまえ、骨盤臓器脱の手術説明のときに・・・
「あのー、いぼ痔も同時に取ってほしいんですけど」
こう言われてワタクシ・・・
空耳アワーの↓「あの名作」を思い出したんです。
ひっさしぶりに見たんですけど、やっぱり名作ですねえ・・・
最後の方は不謹慎でしたかね。
失礼しました・・・
赤木一成
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科