子宮脱の手術を受けます。持病があるけど大丈夫? 慎重にチェックしています。

 

わたし、子宮脱の手術を受けたいんです。

いろいろ持病があるんだけど、大丈夫かしら?

こんな疑問に答えます。

 

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。

毎日のように骨盤臓器脱手術を行っていますが、たまに持病のために、手術延期になる人がいます。

今日はこの「持病」について、お話いたします。

 

骨盤臓器脱手術を行う方に、必ず検査を行って安全性を確認します。

骨盤臓器脱の手術を受けることが決まった場合、まず術前検査を行います。

必ず行う検査は、①心電図、②胸部レントゲン検査、③呼吸機能検査、④血液検査 であります。

さらに、内服薬のチェックも行います。

これらをひととおり行って、手術の安全性を確認するんです。

 

ほとんどの場合、適切に対処することで、安全に手術を受けられます。

検査を行うことで、いろんな異常が明らかとなります。

心臓:狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈など

肺:呼吸機能障害、肺炎など

血液検査:貧血、白血球減少、血小板減少、腎不全、電解質異常、肝機能障害、甲状腺異常など

内服薬チェック:とくに大事なのは「血液サラサラの薬」と「糖尿病の薬」

・・・たくさんありますね。

 

それぞれの異常について、「ここまでなら大丈夫」「これ以上は危ない」という基準があります。

データを見て、術者である私と、麻酔科の先生が、ダブルチェックを行います。

そのうえで、安全性を確認できた場合だけ、手術OKとなります。

 

相当慎重に対処しています。

これで、持病によるトラブルは「皆無」といっていいくらいに、安全にできるようになります。

 

ただしごく一部で、手術の延期や中止が必要となるケースもあります。

ただし100%の人が、予定通りに手術を受けられるわけではありません。

重度の心不全とか、重度の貧血とかで、リスクが高い人がいるんですね。

 

その場合には、いったん手術を延期する必要があります。

そして、しかるべき専門家を紹介して、対処してもらいます。

そのうえで状態が改善したら、手術を行うことが可能となります。

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科