わたし、子宮脱の手術を受けるんです。
でも手術が不安なんです。 そんなの私だけですか? |
こんな疑問に答えます。
おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成と申します。
手術を受けるんだから、誰だって不安ですよね。
今回は、「手術で不安を感じる人」に対して、私がよく話している内容について解説してみます。
骨盤臓器脱手術を受ける人は、誰でも不安を感じてます。でもね・・・
手術を受ける患者さんの不安をやわらげるのも、私の仕事だと考えています。
ここで私が話している内容を書いてみます。
我々はほとんど毎日のように骨盤臓器脱手術を行っています。
当院では年間400人くらい骨盤臓器脱の手術を手がけています。
わたくし一人に限っても、週に5~7人くらいの子宮脱膀胱瘤や直腸脱の手術を手がけています。
平日は月~金まで、ほとんど毎日のように、骨盤臓器脱手術を行っています。
病棟には骨盤臓器脱の手術を受けた仲間が何人も入院しています。
毎週毎週数多くの骨盤臓器脱手術を手がけているので、病棟にはあなたと同じ手術を受けた仲間が何人も入院しています。
ちょっとした疑問があれば、この仲間に聞くこともできますし、もちろん病棟スタッフに聞くこともできます。
あなたは一人ではありません。
99%の方は、大きなトラブル無く、ほぼ予定通りに退院していきます。
再手術を要したり、命にかかわるような重大トラブルは、まず起こりません。
トラブルの大半を占めるのは便秘です。これは下剤で対処すればよくなります。
次に多いトラブルは、おしっこの出具合に関するものです。
尿意が近いとか、膀胱炎とかです。これも内服薬で回復します。
痛みは手術当日や翌日は誰でも多少あります。これはどの領域の手術でも同じです。
痛み止めで対処することで、軽快します。
この痛みは退院する頃にはほとんど問題なくなります。
「知ること」で、不安が軽くなればいいなと思います。
知らないと不安が大きくなりますよね。
知ることで不安が軽くなるんじゃないかと思って、この記事を書きました。
医療に100%はありません。
「絶対大丈夫」と保証できる医者は、この世に存在しません。
でも経験から学び、先人から学び続け、限りなく100%に近づく努力をしています。
嘘は書いてません。
この記事は、患者さんだけでなく、当院のスタッフも読むことができるから、嘘を書いたらすぐバレます(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科