9月の骨盤臓器脱手術記録。「先生ア◯なの?」と言われた思い出。

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。

 

9月に手がけた手術は19例でした。

 

先月(2024年9月)に、ワタクシが術者を務めた手術は、19例でした。

 

祝日+有給を使って長期休暇を取ってたのと

さらになぜか、手術直前のキャンセルが相次いだため

手術件数が少なかったんですよね(前回も同じこと言ってたような・・・汗)

 

19例の内訳は・・・

 

 

↑骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤・膣脱)の経腟手術が14例

 

 

 

↑直腸瘤の経腟手術が2例

 

 

↑骨盤臓器脱+直腸脱の経会陰手術が1例

 

 

↑直腸脱の経肛門手術が2例でした。

 

みなさま順調に経過し、だいたい予定通りの退院です。

 

 

また私とは別に、↑腹腔鏡チームが経腹手術を10例ちかく行っていました。

 

「先生ア◯なの?」

今回は番外編です。

しょーもない話で恐縮ですが、よろしければお付き合いください。

 

 

 

ワタクシ医師になって、四半世紀以上が経ちましたが・・・

 

 

医師人生で一度だけ

とある看護師さんから、↑こんなこと言われた経験あります(汗)

 

まあ、そういわれても仕方ないほど、◯ホな誤解をしてたんですけどね・・・

 

それが、↓これです。

 

誤解①:医師に有給休暇は無い。

「有給」って、みなさんご存じだと思います(当然ですよね、すみません・・・)

 

ワタクシももちろん、有給って言葉は知ってたんですケレドモ・・・

これってサラリーマンに適用されるもので、医師には関係ないんだろうと、ずっと思ってたんです(ほんとア◯です)

 

・有給が毎年20日加算され、MAX40日まで増える。

 

そんなこと知らなくて

「医師が堂々と休みを取っていいのは、お盆と年末年始と学会のときだけ」みたいに思ってました。

 

たぶん大学病院時代の空気に洗脳されて、こんな風に思い込むようになったんでしょう・・・

 

誤解②:ちょっとでも立場が上の人から「お前クビ」「お前給料ダウン」とか言われたら、そうなる。

ワタクシ「労基法」という言葉は、もちろん知ってたんですケレドモ・・・

これまた例によって、サラリーマン限定の話だと思ってたんです。

 

だから・・・

 

例えばヒラの医者が

すこし年上の医師から「お前は来月から給料半分ね」と言われたら、ホントに半分になる。

医長(まあ係長とか課長みたいなもんです)から「お前はクビだ」と言われたら、ホントにクビになる。

 

そう思ってたんですよね。

 

 

そしてあるとき

看護師さんとの雑談の中で、私が↑このように思い込んでるのがバレてですね・・・

 

 

と、言われた次第です(汗)

 

まあ、そう言われても仕方ないんですケレドモ・・・

 

それから世間知らずだった自分を反省し

労基法について、きっちり勉強した次第です。

 

と、いうことで。

社会の成り立ちに、すこし詳しくなったワタクシ。

9月は堂々と?有給取って、いつも楽しいあの国へ行ってきましたデス・・・

 

 

赤木一成

辻仲病院柏の葉