おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。
週末なので、「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書きます。
患者さんを特定できないよう配慮して、数週間前の日常を描写しています。
手術を8例行いました。
この週は、↑子宮脱+膀胱瘤の手術を7例行いました。
みなさま、特に問題なく経過して、予定通りの退院です。
また、直腸脱手術を1例行いました。
最近なぜか、直腸脱手術が多いんです。
実感としては、例年の3割増くらいになってるんじゃないでしょうか。
直腸脱の患者さんは、90歳近い人が多く、たいてい遠方にお住まいなので、入院を長めに設定します。
この方も長めの入院として、慎重を期したところ、特に問題なく経過し退院されました。
手術室での攻防・・・
今回は手頃なネタが無かったので、ちょっと思いついた小ネタを行かせていただきます。
12月ですが、相変わらず暑い日々が続いています。
「この医者とうとう壊れたですか・・・?」と思った方もいるかもしれませんね(笑)
でも大丈夫ですよ。
これって手術室での話です・・・
ワタクシたち暑いんです。
私を含め外科系の医者って、↑こんな体形の人が多くって、もともと暑がりなんです。
そんなただでさえ暑がりな外科系医者たちが、さらに手術する時は・・・
↑ガウン着て、手袋付けて、帽子かぶって、マスクつけて、ゴーグルつけて、ヘッドライトもつけます。
さらにさらに、↑頭のすぐ後ろに照明が位置して、後頭部をジリジリ照らされます(笑)
だから・・・暑いんです。
暑いとぼーっとしてきて、集中力が落ちてきます。
よって、術者の野郎ども(笑)がよく発するセリフは、「暑い!」「室温下げて!」であります。
かくして、最初は適温だった手術室の室温が、だんだん下がっていきます・・・
そして寒い人。
いっぽう、当院の麻酔科医は、↑スマートな体形の女性が多いです。
そして、麻酔科の先生が着ているのは、↑半そでの薄い手術着です(「スクラブ」といいます)
だから・・・
麻酔科の先生は、寒いんですよね・・・
画像:ナガイレーベン
↑ジャケットみたいなのを着たり、タオルケットみたいのを肩にかけたりして、対策してます。
たまーに、↑「防寒スペシャル」(これは大袈裟ですがw)みたいになってる先生も、いらっしゃいます・・・
患者さんは大丈夫ですよ。
「手術を受ける患者さんは寒くないんでしょか?」ですって?
ええ、患者さんは大丈夫なんです。
保温シートとかタオルケットを使って、常に適温に保たれていますよ。
ということで、今回はネタを思いつかなくって、こんなしょーもない話になってしまって失礼しました。
麻酔科の先生、いつもお世話になってます。そして寒がらせてごめんなさい・・・
最初に「攻防」というタイトルで書き始めたんですけど、ぜんぶ書き終えて見直してみたら、べつに「攻防」の話になってませんでしたね(笑)
まあ今回は小ネタだから、このままでいいとしましょうか。
赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科