辻仲病院の強みと弱み。手術件数ランキング。今週の臓器脱手術は7例

↑骨盤臓器脱手術件数の全国ランキングです・・・

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。

 

週末なので、例によって「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書きます。

患者さんを特定できないよう、数週間前の日常を描写しています。

 

子宮脱膀胱瘤の手術を7例行いました。

この週は、子宮脱+膀胱瘤の手術を7例行いました。

 

特にトラブル無く、全員ほぼ順調に経過して、だいたい予定通りに退院していきました。

 

当院は「キャラが立ってる」病院です。

 

辻仲病院は、柏市北部の「柏の葉エリア」に位置しています。

ここは昔ゴルフ場で、このあたりに病院はほとんどありませんでした。

 

2005年につくばエクスプレスが開通して、それぞれの駅前に病院が次々移転してきて、いつの間にか病院激戦エリアになりました。

 

当院は中規模病院なので、他院と競合しない「強み」が必要です。

そして辻仲病院って、この「強み」が色々あるんです・・・

 

辻仲病院の「強み」について。

 

肛門科・大腸内視鏡

肛門科と大腸内視鏡は、旧本院である東葛辻仲病院(千葉県我孫子市)の頃から、30年以上の歴史があります。

年間数千件の手術を手がける大規模大腸肛門病院って、全国に数か所しかないんですけど、辻仲病院はそのひとつです。

全国各地から若手が修行に訪れ、この領域の著書も多数出版されています。

 

骨盤臓器脱

ここは骨盤臓器脱サイトなので、ここでPRさせていただきます(笑)

当院の骨盤臓器脱診療は、2010年にスタートして、今では年間400例の手術を手がけています。

僭越ながら、私がメイン術者として、来る日も来る日も手術にはげんでいます。

 

婦人科腹腔鏡手術(子宮卵巣の良性疾患)
大腸腹腔鏡手術(大腸癌)
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)

泌尿器科(尿路結石、前立腺肥大、膀胱腫瘍)
緩和ケア
ペインクリニック
漢方内科

上記はいずれも、地域トップクラスの診療実績を誇る診療科です。

各診療科のトップに、一線級のエキスパートを招聘して、みなさま活躍されています。

(業界で名の通ったドクターが何人もいるんです)

ワタクシも、もし自分や身内がその病気になったら、迷わず診療をお願いするつもりです。

 

「弱み」もあります・・・

もちろん、不得手な領域もあります。

 

救急

当院は脳外科や整形外科などが無く、緊急手術やカテーテル検査の設備も無いので、救急医療は行っていません。

柏市には救急医療を看板にしている病院がいくつかあるので、そちらが担当してくれているんですね。

 

当院がおこなう救急対応は、肛門疾患とか、かかりつけの消化管疾患などに限られています。

 

総合病院としての機能

当院には、脳外科や整形外科に加えて、眼科・耳鼻科・皮膚科などもありません。

全身のいろんな病気を、ひとつの病院でまとめて診てもらうことができないんです。

 

柏市および周辺エリアには中規模病院がいろいろありまして、それぞれ「強み」を持っており、地域でネットワークがつくられています。

だから「脳神経ならこの病院」「循環器の急変ならここ」というふうに、紹介しあう体制になっているんです。

 

一つの病院ですべてを診るんじゃなくて、地域全体でカバーするということですね。

 

全国の骨盤臓器脱手術件数ランキング

 

冒頭の画像は、全国医療機関の骨盤臓器脱手術件数ランキングです。

 

当院が骨盤臓器脱手術を始めたのは2010年秋で、ただいま2021年春です。

 

約10年間の実績としては、なかなかのものではないかと・・・

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科