20年目です。「これ勉強する意味あるの?」と聞かれたら。今週は7例

↑近所の桜が満開です・・・

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の赤木一成です。

 

新年度になりました。わたくし2002年4月に辻仲病院に来たので、丸19年が経過したことになります。

辻仲病院にお世話になって以来、延々と骨盤底疾患の手術修行(骨盤臓器脱・直腸肛門疾患)を続けてきました。

 

4月1日から20年目に突入ですが、やることはいままでと同じです。

「骨盤底疾患の診療に徹し、技術と成績を向上させ続け、多くの患者さんに快適な生活を取り戻していただくこと」をミッションとしています。

これからもよろしくお願い申し上げます。

 

子宮脱膀胱瘤の手術を6例、直腸脱の手術を1例行いました。

それではいつも通り、一週間の手術記録を書きます(リアルタイムの記録ではなく、数週間前の日常の描写です)

 

この週は、子宮脱+膀胱瘤の手術を6例行いました。

例によって、全員ほぼ順調に経過して、予定通りに退院していきました。

 

 

 

↑直腸脱の手術が、1例ありました。

 

直腸脱の患者さんは、全身状態のよくない80代後半の方が多いです。

この方もいろいろ持病があって、術後も気を抜けなかったんですけど、問題なく経過して退院されました。

 

階段を使おう。

 

今日は新年度と言うことで、脱線ネタを二連発行かせていただきます(ネタを思いつかなかったんです・・・)

骨盤臓器脱と無関係で恐縮なんですが、よろしければお付き合いください。

 

当院は8階建てなんですけど、骨盤臓器脱の病棟は6階にあります。

 

わたくし朝はいつも、1階から8階まで階段をのぼってから、6階病棟の回診に行きます。

これを朝夕二回やるので、いろんな職員とすれ違います。

 

何年も階段のぼりをやってて気づいたんですけど、階段ですれ違う職員って、顔ぶれが決まっています。

 

頻繁にすれ違う職員は、階段を積極的に使っている、感心な人なんだろうと思ってます。

全然すれ違わない職員は、ちょっとの移動でも必ずエレベーターを使う人なのかもしれませんね。

 

足腰を鍛えるために、そしてエレベーターの電気代を節約するために(笑)、積極的に階段を使いましょう。

 

数学を教えてます。

↑懐かしいでしょ(笑)

 

高校生に数学を教えています。

数IA、数IIBを経て、ただいま数IIIの微分積分をやってるところです。

 

わたくし学生時代に、多くの高校生に数学を教えてきたんですけど、内容はいまでも当時と大差ないですね。

 

高校生が数学とか理科とか勉強してると、「こんなこと勉強してなんの役に立つの?」なんて言いますよね。

私もときどき、この質問されてました。

 

そこで、「いいからやれ」とか「いずれ分かる」とか言っても、彼らが納得するわけありません。

 

こんな質問受けた時どうするか? 

彼らが将来どんな職を目指しているのか、だいたい把握しているので、たとえば↓こんな風に言います。

 

将来ホンダに行って車つくりたいって言ってたよね?

車って電気制御とか熱力学のカタマリだから、数学とか物理ができないと話にならないぞ。

(当時F1ブームだったんです・・・)

 

任天堂?でゲーム作りたいとか言ってた子がいたので、↓彼にはこんなこと言った記憶があります。

 

テレビゲームって、ベクトルとか三角関数とかを駆使して作っていくんだぞ。

(当時スーパーファミコンが大ヒットしてたんです・・・)

 

志望がはっきりしてない子だと、ちょっと漠然としてしまうけど、↓こんなこと言ってました。

 

大学に行って学びたいんだったら、これくらい分かってないと何もできないぞ。

高校で勉強する内容って、大学で学ぶあらゆる学問体系の『基礎の基礎』なんだから。

 

こんな感じです。

私の場合、彼らにこんな風に話したら、「なんの役に立つの?」なんて言わなくなりました。

やっぱり明らかなご利益を示してあげないと、だれだってやる気が起こらないですよね(笑)

 

今日は思いっきり脱線してしまいましたが、新年度ということでご容赦を・・・

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉 骨盤臓器脱外科