今週の骨盤臓器脱手術記録:今週手がけた手術は6例でした。痛みや便秘の対応について。

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。

 

週末は「一週間の骨盤臓器脱手術記録」を書いています。

これはリアルタイムの記録ではなく、ちょっと前の「一週間のできごと」の記録です。

 

今週手がけた6例は、すべて子宮脱や膀胱瘤の手術でした。

今週わたくしが手がけた骨盤臓器脱手術は6例。

 

内訳は、すべて子宮脱+膀胱瘤の手術で、ぜんぶ同じような手術でありました。

 

どの手術も、大量出血や臓器損傷など大きな合併症はなく、予定通り退院していきました。

 

手術翌日は痛みがあるかもしれないけど、退院する頃にはほとんど問題なくなります。

手術翌日は、腰痛とか、臀部の傷(5㎜くらいのわずかな傷:青矢印)の痛みを訴える方がおられます。

 

痛みのない手術は存在しないので、遠慮せずに痛み止めを飲みましょう。

 

退院する頃には、痛みはほとんど問題なくなります。

(もちろん個人差はありますけれど)

 

便秘の対応には気を使います。

引用:酸化マグネシウム

 

この子宮脱膀胱瘤の手術を受けた6人のうち、便秘で下剤を増量した人が二人いました。

 

術後3~4日たっても便が出ない人の場合は、直腸診を行うことがあります。

便が肛門の近くまで来てないことを確認するんですね。

もし便が来ていれば、排便をうながす座薬を使い、下剤を増量します。

 

これらの対処を行い、みなさん予定通りに退院して行かれました。

相変わらず、便通のコントロールには気を使います。

 

手術件数は多かったけど、特に何もない一週間でした。

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科