骨盤臓器脱手術を受けて治った人は、それだけで素晴らしいと思っています。

 

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。

 

今回は変なタイトルですが・・・

 

骨盤臓器脱手術を受けて治った人は、それだけで素晴らしいと思っています。

 

 

骨盤臓器脱手術を受けて完治した人のキャラクター

 

骨盤臓器脱手術を受けて治った人って、キャラクターに一定の傾向があるように感じます。

 

さっぱりした感じとか、芯がある感じとか、そんな「ポジティブで強い」感じの人が多いんですね。

 

逆にクヨクヨした感じとか、疑り深い感じとか、そんな「ネガティブで弱い」感じの人は少ないんです。

 

これってどうしてなんだろう? と考えてみたことがあります。

そしたら、いくつか理由が見えてきました。

 

まわりの人に相談して、当院を受診してくる時点で、強さがある。

 

骨盤臓器脱って、人に言いにくい病気なので、人知れずひとりで悩んでいる方が多いんです。

大半の方が60代後半とか、70代80代なので、自分でネットを調べて受診する人はまれです。

 

だから当院を受診するには、娘や友人に相談して、娘や友人が当院を調べる必要があるんです。

周囲の人に相談できた時点で、「強さ」があるんだと思います。

 

それができなくって、一人で悩んでいる人って、本当にたくさんいるはずです。

 

手術を受ける決断をする時点で、決断力がある。

 

そして私の骨盤臓器脱外来を受診して、次はどうなるか。

診察が終わったら、「保存的治療」と「手術」を提示して、本人に治療方針を選んでもらうんです。

 

ここで「手術をお願いします」と即決できる人がいます。

これって、決断力がないとできません。

 

そして、初対面の私を信用して、手術を任せてくれる。

「人はまず信用しよう」という感じです。

 

でも一方で、こんな人もいるんです。

 

でも一方で、こんな人もいます。

 

重症の子宮脱で、ペッサリーは無理で、あきらかに手術が必要な人。

自分でも、手術を受けるしかないということは分かってる。

わたしも「手術したほうがいいと思います」と、自分の意見を言っている。

それでも決断できない。

 

私に背中を押してほしいのかもしれません。

でも私は、こんな時には中立な立場で、客観的意見を言うだけに徹しています。

 

決めるのはあくまでも本人で、私のほうから手術を強く勧めることはありません。

(ここで私が手術をすすめて、入院予約を入れても、結局キャンセルされるんです)

 

あくまでも、「自分の意志で手術を受けることを決めた」と思ってもらうのが、大事だと思っています。

「医者が強く勧めるから、しかたなく手術予約した」なんて思ってほしくありません。

 

だからなかなか決断できない人には、私も忙しいので、「家族と相談して、決まったらまた来てくださいね」と言うしかないんです。

 

骨盤臓器脱手術を受けて完治した人は、素晴らしいと思っています。

 

骨盤臓器脱手術を受けて完治した人って、素晴らしいと私は思っています。

 

周囲の人に相談して受診する強さがあって、

手術を受ける決断力があって、

他人(私)を信じて手術を任せることができたんですから。

 

以上、骨盤臓器脱手術を受ける人のキャラクターでした。

独断と偏見ですが、ご容赦くださいませ・・・

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科