骨盤臓器脱外科医師の、赤木一成です。
今回のテーマは、「遠方にお住いの方の手術」についてです。
よろしければ、お付き合いください。
目次
全国各地から受診してこられます
当院骨盤臓器脱外科は、関東一円のみならず、↑全国各地から受診者がいらっしゃいます。
もっとも多いのはもちろん千葉県で、茨城県、埼玉県と続きます。
東京都、栃木県、群馬県、神奈川県あたりからも、フツーに受診してこられます。
関東地方以外のエリアからも、毎月何人か受診してこられます。
時々あるのが、東北、北陸、関西地方からの受診者ですね。
あと、とっても遠方(北海道とか中四国とか九州とか海外在住とか)からも、年に何人か受診者がいます。
(ときどき「え⁉」となりますw)
遠方にお住いの方でも、手術可能です
「私◯◯県(遠方の県)に住んでるんですけど、そちらで手術受けられますか?」
こんな問い合わせが、時々来ます。
はい、大丈夫ですよ。
ワタクシ骨盤臓器脱手術を2600例以上手がけてきて、北海道から九州まで、全国各地の方を手術してきてます。
長目の入院をおすすめしています
病院の近くにお住いの方であれば、規定通りの入院期間(7日間)で、ほとんど問題ありません。
いっぽう遠方にお住まいの方では、慎重に対処する必要があります。
このようなケースでは、長目の入院をお勧めすることがあります。
ご相談ください。
遠方にお住まいの方は、通院が問題になる
時々、こんな問い合わせがあります。
「わたし〇〇県に住んでるんですけど、そちらで手術受けられますか?」
ずーっと遠方にお住いの方からの、お問い合わせですね。
この質問に対する回答ですが・・・
↓以下のように申し上げてます。
日本全国どこにお住まいの方でも、当院で手術は可能です。
ただし術前術後の通院が、何回か必要となります。
まず術前(入院前)の通院ですが・・・
①初診時診察と、②術前検査と、③内科麻酔科診察で、入院前に3回くらいの受診が必要になります。
また術後(退院後)の通院は・・・
まず3週間後、次に3か月後に受診していただく必要があります。
あとは経過次第で相談ですね。
ということで、遠方にお住いの方が手術を受ける場合には、通院がハードルになるということです。
通院が大変な場合には・・・
上記の②③を、2泊くらいの入院で、まとめてやってしまったり。
退院後の通院は最小限として、あとは自宅近くの病院にフォローをお願いしたり。
このようにして、通院回数を減らす工夫もやってます。ご相談ください。
やっておいたほうがいいこと
遠方にお住いの方が、当院で手術を受ける場合、あらかじめやっておいた方がいいことがあります。
そのお勧めしたいことというのは・・・
「あらかじめ地元の病院を受診して、紹介状を書いてもらっておく」ことです。
それはなぜかといいますと
地元に帰ってから、もしトラブル(ほとんどが術後出血)が起こった場合に、対応してくれる病院があったほうがいいからです。
地元の病院を介さず、当院で手術を受けた場合・・・
退院後地元に帰って、もし出血とか起こったら、↑受け入れ病院がなかなか見つからない可能性があるんですよね。
そりゃそうです。
↑地元病院ドクターの立場から見ると・・・
これまで全くかかわり無くて、遠くの病院で「自分が経験したことない手術」を受けた患者さん。
そんな人からいきなり「自宅に帰って出血したから診てほしい」なんて言われても、フツーは断りたくなるでしょうからね。
・・・でもその地元病院から、当院へ紹介状を書いてた人であれば、話は違ってきます。
さらに当院からも、手術内容と一緒に、「もし出血とかあったら対応お願いします」という手紙を本人に渡しています。
そういう状況であれば、たぶん対応してくれるのではないかと。
なんでそんなに遠くから受診してくるの?
なんでそんなに遠くから受診してくるの?
地元の県にも、骨盤臓器脱手術をやってる病院があるのでは?
そんな疑問を持つ方も、いらっしゃるかもしれませんね。
いくつか、理由があります。
まず・・・
骨盤臓器脱手術を、日常的に(年に50件とか100件とか)行っている病院は、全国的にもそんなに多くないという事情があります(参照)
「どうせ手術を受けるなら、経験の多い病院にお願いしたい」
そう考えて、はるばる遠方から受診してこられるわけですね。
また、骨盤臓器脱手術をやってる病院が地元にあっても、必ずしも↑患者さんの希望に応えられるとは限りません。
だから、希望に応じてくれる病院を探して、はるばる遠方から受診してこられるわけですね。
ということで、上記のようなリクエストがある方でも、当院で対応可能ですよ。
よろしければ、受診してみてくださいませ・・・
赤木一成 骨盤臓器脱外科医師