おはようございます。
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科医師の、赤木一成です。
今回のテーマは、「遠方にお住いの方の手術」についてです。
よろしければ、お付き合いください。
全国各地から受診してこられます
当院骨盤臓器脱外科は、関東一円のみならず、↑全国各地から受診者がいらっしゃいます。
もっとも多いのはもちろん千葉県で、茨城県、埼玉県と続きます。
東京都、栃木県、群馬県、神奈川県あたりからも、フツーに受診してこられます。
関東地方以外のエリアからも、毎月何人か受診してこられます。
時々あるのが、東北、北陸、関西地方からの受診者ですね。
あと、とっても遠方(北海道とか中四国とか九州とか)からも、年に何人か受診者がいます。
(ときどき「え⁉」となりますw)
遠方にお住いの方でも、手術可能です
「私◯◯県(遠方の県)に住んでるんですけど、そちらで手術受けられますか?」
こんな問い合わせが、時々来ます。
はい、大丈夫ですよ。
ワタクシこのフィールドの手術(骨盤臓器脱・直腸脱etc)を2700例以上手がけてきて、北海道から九州まで、全国各地の方を手術してきてます。
やっておいたほうがいいこと
遠方にお住いの方が、当院で手術を受ける場合、あらかじめやっておいた方がいいことがあります。
これは特に
「術後出血がときどき起こりうる、直腸肛門領域の手術(直腸脱手術や直腸瘤経肛門手術)」を受ける方に、強くお勧めしたいです。
(いっぽう膣側の手術だと、術後出血することは希なんですが)
そのお勧めしたいことというのは・・・
「あらかじめ地元の病院を受診して、辻仲病院へ紹介状を書いてもらっておく」ことです。
それはなぜかといいますと
地元に帰ってから、もしトラブル(ほとんどが術後出血)が起こった場合に、対応してくれる病院があったほうがいいからです。
地元の病院を介さず、当院で手術を受けた場合・・・
退院後地元に帰って、もし出血とか起こったら、↑受け入れ病院がなかなか見つからない可能性があるんですよね。
そりゃそうです。
↑地元病院ドクターの立場から見ると・・・
これまで全くかかわり無くて、遠くの病院で「自分が経験したことない手術」を受けた患者さん。
そんな人からいきなり「自宅に帰って出血したから診てほしい」なんて言われても、フツーは断りたくなるでしょうからね。
・・・でもその地元病院から、当院へ紹介状を書いてた人であれば、話は違ってきます。
さらに当院からも、手術内容と一緒に、「もし出血とかあったら対応お願いします」という手紙を本人に渡しています。
そういう状況であれば、たぶん対応してくれるのではないかと。
以上、遠方にお住いの方へのアドバイスでした。
赤木一成
辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科