骨盤臓器脱の対処法って、↓いろいろあります。
まず、手術するかしないか
手術しないなら(保存的治療)、骨盤底筋体操かペッサリーか
手術するなら、経腟手術か経腹手術か
経腟手術なら、日帰り手術か入院手術か(経腹手術は全員入院)
いろいろ、決めることがあります。
そしてこれらの選択肢、すべて「本人の希望」に従って決めていきます。
ただし私のほうから、患者さんにとって良くない(意味のない)選択肢を提示することはありません。
たとえば、大きく脱出してる子宮脱の人に、骨盤底筋体操を勧めるとか
軽症の人(stage1)に、手術を勧めるとか
性生活の無い70代の人に、腹腔鏡手術(ロボット含む)を勧めるとか
意味のある選択肢を提示して、選んでいただくわけですね。
もちろん、その場でスパスパ決められる人ばかりではありません。
(ただし私の外来受診する人は、よく勉強してる人が多いので、すぐに方針決まることがふつう)
その場で決心つかないのであれば、いったん帰って家族と相談してから、方針を決めてもいいですよ。
治療が少々遅れても、別に命に関わる病気じゃないですからね。
(ただし迷ってるぶん、手術予約がどんどん先になりますが・・・)
赤木一成 脱クリニック