たまーに行われる直腸脱の術式①:三輪-Gant法

  • 2020年8月16日
  • 2020年10月12日
  • 直腸脱

おはようございます。

辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科の赤木一成です。

当院では年間100例くらいの直腸脱手術を行っています。

今回は、たまーに行われる直腸脱術式:三輪-Gant法についてお話いたします。

 

直腸脱の術式:三輪-Gant法。国内でもっとも広く行われている術式です。

 

直腸脱の術式に、↑三輪-Gant法というものがあります。

直腸脱の術式としては、たぶん国内でもっとも広く行われているものだと思います。

ただこの三輪-Gant法、国内限定の術式で、海外ではほとんど行われていないようなんですね。

 

デロルメ法を導入して以来、この三輪-Gant法は行われなくなっていきました。

当院でも初期の頃には、この三輪-Gant法を普通に行っていました。

その後、15年ほど前から↑デロルメ法を導入して以来、この三輪-Gant法は淘汰されていきました。

 

三輪-Gant法とデロルメ法、どちらも経肛門手術で、手間も手術時間も大差ありません。

でも再発はデロルメ法の方が少なかったんですね。

「だったら再発が少ない方がいいよね」ということです。

 

現在でも、たまーに行われることがあります。

ただしこの三輪-Gant法、粘膜を剥がさなくていいので、侵襲(ダメージ)が小さいという長所があります。

だから、リスクの高い超高齢者とかで、粘膜脱のような軽症例の場合に、ときどき行うこともあります。

 

赤木一成 辻仲病院柏の葉・骨盤臓器脱外科